葡萄瓜の属する同人ジャンルの商業アンソロジーの(多分)最新版です。
これ以降は寡聞ながらでたと言う話は幸か不幸か(?)聞いていません。
小説の同人と言うのは、一歩間違えると怖いんですね。
どう恐いかと言うと、キャラクターに一定のフォーマットが存在しない。
故に解釈が自由な点はあるんですが…読者の抱くイメージの共通項と
言うのも又ある訳です。共通項の集大成=フォーマットじゃ無いか?
一概にそうとは言い切れません。微妙な溝が多分存在するのですよ、きっと。
その点から言うとこのアンソロジーはフォーマットと共通項をちゃんと
押さえてあると思うのです。もし今続刊が出るとするならば、その点だけは
押さえて置いて戴きたいな、と。 (2003.4.2)
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