さて、今回参加したショタジャンルイベント・BOYS☆
コンプリート!2ですが、進行としてはかなり粛々と
したものであったと思います。一部物販にて会場外に
列が溢れ出ざるを得ないと言う事がありましたが、こ
れは追々解決すべき問題なのでしょう。待ち人数が溢
れるからと言って会場を広くしては却って空間を持て
余してしまいますし。
雰囲気としては伝え聞く古き良き同人誌即売会と言う
感覚で、心地良く買い物が出来ました。
パンフレット兼カタログ及びイベント限定販売品も、
どちらかと言えば買い手が少し得をしてしまっている
のでは無いかと言う申し訳無さが若干。スタッフの皆
様、本当にお疲れ様でした。
…まあ、実際の所イベント会場云々よりは某球団フィ
ーバーの余波に対する危機感の方が強かったのですが
(苦笑)
ショタイベントに参加するのは今回が2度目と言う駈け
出し者ですが、会場内部を見てしみじみ『ここまで来た
か』と言う感慨を得ました。
敢えて言葉少なく申し上げますが、ショタと言う分野は
時勢に不当に弄ばれてきたと言う印象が強いですから。
一方、その状況が幸いして作家さんの自己研鑽が進み、
作風確立が進んだ分野でもありますけれど。
ここに来て漸く作家さん達の冒険が許される雰囲気が醸
し出されて来た様な感じです。
我々読者側も漸くショタ分野の作風の多様性を受け入れ
られる様になって来た様ですし、ね。
色々考える事も必要だとは思います。が、その前にちゃ
んと自分の萌えを確立しましょうよ。萌えの末に見えて
くるものもあるのですから。それを受け入れられるかど
うかはそれぞれの問題ですけど。
やはり時代だなと思うのは紙媒体と並んでCD-ROMも徐々
に主流になりつつある事。PCも表現に用いる文房具の一
つと認識された事の証明なのでしょう。紙媒体でフルカ
ラーと言うものも散見されておりました。
しみじみと、良い時代になったものです。
実際参加した時間は短かったのですが、今現在のショタ
の生きた空気に触れる事が出来て良かったと思います。
この先、この分野が如何なる翻弄にも負けず健やかに発
展する事をひたすら祈っております。見届けられる限り
は見届けてゆくつもりですので。