秘するが華か?(2003.3.8)
〜SHOTAYANEN THE 3rd〜
於 新大阪センイシティ

 実は、家を出る直前まで迷っていた。
 知人と約束をしていた訳でも無いし、参加サークルの中にも確か縁故は
居ない(別のイベントでこっちが客としてお会いした方は居るかも知れな
いけど)。現在ネットを彷徨うだけでも琴線に触れるショタ同人サイトは
散見できる。
 それでも結局行く事にしたのは、単純な理由だ。
 『そこでイベントがあるからです』(笑)

 当然朝一に行った訳では無い。昼前に着ければ良いと言う感じである。
会場までの交通は把握していたので迷う事もあるまい。第一、公式アンソ
ロジーの発売は昼からだ。それさえ間に合えば何とでもなろう、と。
 で、新大阪駅からバスに揺られて会場へ。
 入場時こそ多少混んでいたものの、後はゆっくりしたものだ。
 手違いによりパンフレットの代わりにリーフレット配布(後程パンフレ
ットと差し替え)となったのが幸いしたのかも知れない。
 さて、中の様子であるが…これはどう言おう。
 お祭には違いないのであるが、微妙に均整が取れていて、誰も敢えて崩
そうとしない。崩す人も飛び込んでこない。
 熱気に溢れていて整然…何となく伝え聞いた某歌劇団のファンクラブの
皆様の様子が去来した。若しくは江戸時代の歌舞伎若衆の絵姿を買い求め
る念者達もこうだったのかも知れない。熱気に時々息苦しくはなったが。
 静かに進む祭も、良いものです。

 このイベントに来て、出版社がアンソロジーを出して煽動する様な形で
進むショタブームと言うのは幻想なんだろうな、とふと思った。煽ったか
らと言って鶏がすぐに金の卵を産む訳では無い。金の卵を産んで貰うには
じっくりとした育成期間が必要なのだ。売れないからと言ってカストリ雑
誌ならぬカストリ季刊アンソロジー出されちゃあ堪ったもんじゃ無い。
 このイベントが青田刈りの会場になってない事を切に祈ります。
 同時に、これ以上規模を拡げないで欲しい、とも。
 スタッフが自分の目で確認できる範囲を保ってこそ、このイベントの平
穏は保たれるのでは無いかと思うので。

 多分、又お邪魔します。次回もフラリと訪れるでしょう。
 
 追伸
  運営スタッフ御一同様
  できれば無地厚手のビニール手提げも販売して戴ければ有り難く。
 持ち帰り時に心理的な難儀が(汗)