さて、久方振りのこのシリーズである。何しろ資料が
余りにも濃いので、さしもの葡萄瓜も回復までに時間が
かかる。何卒ご容赦戴きたい。
今回のタイトルから内容を読み取れた方は凄いと思う。
タイトルには毎回苦労するが、今回は簡単だった。
では種明かし。下着、である。
何だと言って立ち去らぬ様に。このBL資料としての
下着の世界、結構奥が深いのだ。其処までやるか、と思
ってしまう程に。
さて、いたいけな婦女子の皆様でもブリーフとトラン
クス程度はお判り戴けるだろう。ショタの区分として、
「ブリーフ着用」と言うのがあるとか無いとか。
で、男性用下着も面白いもので、形状はトランクスで
着用具合はブリーフというのがある。ニットトランクス
というものであるが、何の変哲も無いこの下着に水を掛
けるとあら不思議、隠し所が透けて見えるのだ。そうで
なくとも肌に密着しているから興奮の度合いも判り易い
ものを、更に観易くしたいのだそうだ。
では隠しながら尚且つ見たい、と言う欲求をどう解消
するか。布地を透明に近づけてやれば良い、と言う訳で、
メッシュ生地のブリーフと言う代物が登場する訳である。
これは何と言うのか…本当に隠されているのだけど、
平行して見る事が出来るのだ。水など掛けなくても。
で、もう一つの方向性として、生地を出来るだけ省略
してやれば良い、と言う意見もある。生殖器さえ安定し
ていれば特に問題はなかろう、と言う訳だ。
つまり…前には布地がきちんとある(例えそれがビキ
ニタイプだったとしても)。それを安定させているのは、
腰と両足に掛かる幅広のゴムである…と言う説明から想
像して頂きたい。そう、後ろには布地は存在しない。
所謂Tバックもあった。普通のもあったが、Tを描く
のが紐というのも在った、と申し上げるに留めよう。
此処まで書くと、更には日本古来の下着にまでツッコ
ミがきそうだ。観念して触れておこう。
日本古来の男性用下着、褌も健在である。色柄も結構
充実している様だ。此方にも確り進化の波は押し寄せて
いて、伝統的な木綿、若しくは絹ばかりではなく、半透
明素材のものがあった。形も越中型(T字型)と六尺が
健在である。何でも六尺は解いてゆく過程が愉しいのだ
とか(一寸…知りたくは無かった…かな?)。
今回、かなり描写は抑えたつもりだが…どうだろうか?
ご想像戴けただろうか?葡萄瓜の描写力では此処までが
限界である。にしても…身も蓋も無い話だ。