資料の漣 潤い、そして味覚(2001.1.31)

 又小説が降りてこない。裏は降りてくるタイミングと
書く気力のタイミングが重要なので諦めてエッセイを書
いてみる。
 今回の資料も…お判りであるね?もう表題其のまんま。
所謂ローションの類である。

 かつて…まだ同人傍観者だった頃、外国のリアルな人
達の小説(無論邦訳済み)を読んでかなり衝撃を受けた。
もうオブラートに包んでないのだ。痛いもんはやっぱり
痛いらしい。だからローションもちゃんと出てくる。舐
めて解すなんてせずに、ローションをつけた指で内側を
捏ねる捏ねる。
 男専用の潤滑剤があると知ったのは其れが最初。
 具体的な品名が出て来る小説もあった。邦題は「潮騒
の少年」。確か新潮文庫で出ていたと思う。タイトルは
爽やかだが、其のシーンは実にリアルだった。其の中に
出てきた潤滑剤(商品名「KY」)は文章から判断する
に、無味無臭の粘度の高いクリームであるらしかった。

 でも、全部が全部無味無臭では面白くない人も居るら
しい。葡萄瓜にしてみれば効能さえ確りしていれば(潤
滑や催淫作用)、拘る必要も無いと思うんだが…探して
みるとあるもんだ。色付き、そして味つきローションと
いうのが。其れも、フルーツ系統で。
 …笑っちゃいけないんだろうが、暫く悶絶してしまっ
た。男性用避妊具の味付きと言うのも聞いた事はある
(ゴムの味と混じって余り良くないらしい)が、受さん
の身体をデザート代わりにするんだろうか?香料配合と
いうのも凄い。でも葡萄瓜は思うが、ミント入りのロー
ションって…沁みないか?清涼感より其の前に。沁みた
所を擦って快感を呼び込むのかも知れないけど…まあ、
 好みの問題もあるし。
 最近のBL系統の漫画にせよ小説にせよ、潤滑剤は結
構導入しているようだ。やっぱ、リアルな方々の影響が
大きいのなかぁ。初期の頃は女性用のハンドクリームや
マーガリン、(食用の)ゼリーなんかもあったよなぁ。
                               
 ウン、好きな人の蕾は、甘いという事で納得したいん
だろう。只指で解すのも味気ないし、時としては口付け
もしたい。だから味付き香りつき(フルーツ系統の)な
んだろう。
 でも、初体験の味を聞きたい様な、聞きたく無い様な。
 『初めてはどんな味でしたか?』
 『はい!バナナ味でした』
 …洒落になってないか。