資料の漣 属性の優先度(2003.1.4)

 今回取り上げるのは、ケモショタである。
 ケモ…獣、と言って判らなければ獣人といえばお判りか?
 定義の解釈を広げれば猫耳と言われる類も含まれる、筈である(厳密に言うと似て異なるものだと思いますけどね)。
 ただし、結構その辺は混同されている様で、猫耳ショタを指してケモショタと言っている場面を散見する。どうもこの辺は不本意ながら猫耳ロリの影響が感じられる(猫耳ロリの否定はしないけど)。
 そんな訳で今回は、ケモショタである。

  前提としてこの文章内のショタ定義:
    年齢は15歳頃を上限とし、あくまでも少年の延長。
    第二次性徴(声変わり・発毛・精通等)に関しては
    初期〜発展途上。性器の外見についてもあくまで
    『少年』である事。

 さて、ケモショタと一口に言ってもその属性の違いで大きく二つに分かれる様である。

 1)ケモであって、尚且つショタ属性を持つ。
 2)元々ショタ属性があり、それにケモ属性が加えられた。

 尤もらしい言葉で言ってみたが、つまりはケモが前面か、ショタが前面か、と言う事だ。もっと砕けて言うと、ケモのやおいかショタやおいかと言う事である(苦笑)。
 猫耳はどっちに属するか、と言うと2の方だと思う。ショタのオプションアクセサリーとして猫耳や尻尾その他がついてくる。その場合体面の描写はどうかと言うと極めて人間的、と言うよりも人間そのものだ。無論、局部に関しても*--*2類に分けられるものも殆どそう。
 では、1類の場合局部はどう処理されているか。
 更に二つに分かれてしまう。人間的か、ケモ的かに。
 この場合鍵となるのは睾丸の描写であると思う。人間の局部は多少体毛があるとはいえ肌は露出している。が、多くの獣の場合、睾丸は毛皮で覆われているのだ。陰茎も露出と言うものは少ないと記憶している。多くのパック飲料に付属している伸縮式ストローと同じ様な構造と思って戴ければイメージも涌きやすいか、と。
 で、1類で尚且つケモ的な描写をする人…少ないですね。需要も余り無い様な感じもあるし。猫耳>2類>1類ショタ>1類ケモって感じでしょうか?ケモとショタの絡みでもケモの局部はショタ的に処理されてる事多いし。
 文句をつける、とかそう言うのじゃなくて、折角のケモ属性を活かして欲しいと言う気持ちがある。そりゃ、設定が変われば又違う萌えが生まれる、と言うのは判る。でも、それなら素直にショタで萌える設定で描けばいいじゃ無いですか、と言いたくなる。何ならケモじゃなくても着ぐるみで良いじゃ無いか、と。
 そう言いつつ猫耳ショタで結構萌えている自分もいて苦笑するしかないが、あれはショタの中の1ジャンルになってるし(猫耳ロリとは似て異なると思う。猫耳ロリの付属品は『コスプレ』以外の何者でも無い様な感じが拭えない)。猫耳の場合がまだケモ属性の活かし方が上手い時もあるし。
 マニア向けに描くのも良い、んですけど、ねぇ…。


 つい観客として思った事を書いてしまった。乱筆多謝。