本屋でOh My God! アンソロジー狂騒曲
(2001.2.4)…小説に詰るとエッセイに走ると言うとんでもない癖が付きつつある。 弱ったナァ…と言いつつも結構愉しんでしまっている。 で、新しいシリーズが性懲りも無く始まる。このシリーズは葡萄瓜の 実生活での煩悩の供給源、本屋で考えた事なんぞをちと書いて見たい。 お付き合い宜しくお願いします。 さて。 今日は久方振りに同人系も置いてある本屋によってみた。其れも3軒 梯子。理由は一つ、有栖川アンソロジーを求める為である。結果的には みつからずであった、が、収穫はあった。文章のネタである(苦笑) 最近は、同人で注目作品が勃発すると即アンソロジーが出るらしい。 裏返して言えばアンソロジーが出る作品を押さえておけば同人誌界を歩 けると言う事か。意地悪く言えば「ブームが過ぎない内に便乗して儲け ようか」ってなもんか(苦笑) で、今アンソロジーの存在を確認した作品。頭文字D・コナン・ナル ト・京極堂・炎の蜃気楼・シャーマンキング・封神演義・建築探偵・無 限のリヴァイアス・デジタルモンスター(無印)・One Piece・め組の 大吾・ヒカルの碁…辺りだろうか。封神演義に至っては、未だに数社か ら続出している有様。アンソロジー草創期を知っている身からすれば俄 に信じ難い有様である。 そう。同人履歴と結構ダブるが書いておこうと思う。 アンソロジーという形式がそもそも定着し出したのは、確か「キャプ テン翼」が一般でも同人世界でも一大ブームを巻き起こし、まだ冷め遣 らぬ頃だ。そして、其れを追いかける様に「聖闘士星矢」アンソロジー も刊行され出した。が、出していたのは1社のみ。記憶に間違いが無け ればふゅーじょん・ぷろだくとが「COMIC BOX」(現「Jr」【同人誌情 報誌】の前身だったと思う)の別冊と言う形で出していた筈だ。 其れがシリーズを重ね、定着し出した頃、「星矢」のアンソロジーを 出して競合してきたのが確か青磁ビブロス(現ビブロス)。これで漸く 2社。 そしてサムライトルーパーとシュラトの波が起きるに至って…アンソ ロジー競合時代が本格化する訳である。ムービックも確か其の中で勢力 を伸ばした会社と思ったが…はて。 葡萄瓜が記憶している波、書き出してみようか?結構面白がって戴け るかも知れない。 サイバーフォーミュラー・銀河英雄伝説・メタルジャック・ファイバ ード・ダグオン・マイトガイン・ジリオン・るろうに剣心・エヴァンゲ リオン・ガンダムW・超者ライディーン・ヴァイス・御手洗潔・十二国 記・幽遊白書…の辺りか。もう洩れは無いな、多分。 一面ではアンソロジーの存在と言うのは有益だ。例え一部だけは言え、 同人作品の保管には有利に働くのだし。 其の一方で。 作品に充分な愛着を持たぬまま、プロになる一過程としてアンソロジ ーを利用されたら…葡萄瓜は多分其の作家さんを顧みる事はあるまい。 それだけの愛を持って、同人を遣ってると言う自負はあるし。 それにしてもこれだけ煩悩のサンプルがあると…迷うニャ〜〜!